スコッチウイスキーを語るには様々な条件があります。この記事では、スコッチウイスキーの条件を説明します。
熟成させる樽にも条件がある
ウイスキーの熟成に使われる樽はオーク材が使われることが一般的です。例えば、バーボンウイスキーの熟成に使用された樽をバーボン樽と言いますが、この樽にはホワイトオークが使われることが多いです。
スコッチウイスキーの場合、熟成させる樽が必ず木製であることや700L(700リットル)以下の樽であることが、様々な条件が義務付られています。
一般的なウイスキと比較すると、熟成させる樽であったり、アルコール度数に細かい違いがあることがわかります。
ウイスキーの一般的な定義
- 穀物を原料とした蒸留酒、木製の樽で熟成させたもの
スコッチウイスキーの代表的な条件
- 木製樽で熟成すること
- 熟成させる木製樽は700L以下の樽で行うこと
- 熟成させる際のアルコール度数の上限は94.8%以下であること
- 瓶詰めする際、アルコール度数は40%以上であること
また、一般的に63%前後のアルコール度数で樽詰めされて、熟成をさせます。瓶詰めの段階で40%以上のアルコール度数が必要なので、熟成中に20%近くのアルコールが抜ける計算になります。